11時間のHug

図書館で偶然見つけたパッチ・アダムスの本に
(『パッチ・アダムス いま、みんなに伝えたいこと』)
驚きのエピソードがありました。

精神を患っていた患者さんを、
なんと、11時間もハグしていたことがあるそうです。
11時間ですよ!
11分でも、かなり長く感じられると思いますが。


「11時間のハグで薬を飲む必要がなくなるなら、
ぼくは患者さんを抱きしめるほうを選びたい」

ご本人も、若い頃、
精神病で入院した経験がおありのせいか、
言葉に説得力を感じます。


「精神病になる人たちのほとんどが、
孤独に苦しんでいる」

本音で悩みを相談できる人が一人でもいる人が、
精神を患うことが可能なのかどうか、
ずっと疑問だったことの答えが得られた気がします。


「精神病の人のために、
にぎやかで刺激的なもの(環境)もほしい」

現在の患者さんの多くが置かれてる環境は、
この正反対なのでは?
薬を処方されたあとは、
家にこもりがちの方が多いですよね。
孤立することによって、
ますます薬への依存が高くなるような...


昔、オノ・ヨーコさんが、
孤児院や施設を訪ねた時は、必ず、
子供たちにペタペタ触れるようにしている、
というようなことを仰ってた記憶がありますが、
触れ合う効能、侮れないかもです。

そういえば、
アンマさんも、世界中でハグしてらっしゃいますね。
私が知る限り、ここ数年は日本にもいらしてます。