『こころと脳の対話』という本に、
目からウロコの文章がありました。
河合さんの言葉で、
話の内容と、
こっちの疲れの度合いの
乖離がひどい場合は、
相手の病状は深い
というものです。
話の内容が暗いものなら、
しんどくなるのは当然ですが、
そうでもないのに、ひどく疲れるのは、
相手の病状によるようです。
病状といわれても、
素人には判断できないと思いましたが、
普通は、なんとなく
相手の様子に気づくものだと思うので、
それに気づかず、
疲れさせるまで話してしまうこと自体、
ある意味、病んでいる、
ということなのかもしれません。
『こころと脳の対話』
河合隼雄・茂木健一郎
2008