ヨガがベストでない時

ヨガなんかしなくても、日々、
穏やかな気持ちで過ごせる人もいれば、
ヨガをしていても、時に、
感情を持て余してしまう人もいます。

人それぞれ、
得手不得手があって当然なので、
それ自体は何も問題なしですが、
気になるのは、ヨガが、
感情に対して無力な時もあるのか、
ということです。

あくまで私の考えですが、
コンスタントにヨガを続けている限り、
感情の負のスパイラルに陥ることは、
ほとんどないと思います。

実際、
ヨガをしててもダメなの?
と訊くと、大抵、 
今はチョコチョコやってる程度...
という答えが返ってきます。

つまり、ヨガが無力なのでなく、
ヨガをする気にすらなれない状態に
陥っていることが問題なのです。

では、どうすればいいのでしょ?

何のポーズからでもいいから、
とにかく始めて、
徐々にその気になる手もありますが、
思うに、そういう時は、
身体が、別のことを求めているのでは?

昔、村上春樹が、
小説を書いていて煮つまると、
外に出て、しばらく走る、
頭がイカないよう、身体をイカせる、
みたいなことを書いていましたが、
ヨガをする気になれない時って、
これに近い状態の時の気がします。

きっと、頭を守るために、
身体が、
心底くたばることを望んでいるのです。
そして、ヨガは、
最善の選択肢ではないのです。

そういう時は、むしろ、
縄跳びとか、ジョギングとか、
身体を大きく動かして、
発散するほうがいいと思います。
外に出るのが億劫なら、
お部屋で、お気に入りの曲で、
ひたすら踊り続けるとか。

人それぞれ、
得手不得手があるように、
様々な運動も、
得意、苦手があると思うので、
その時、
自分の身体が一番欲しているものを
与えてあげることが得策です。